「書くことがよくできないのは、読む力がないからだ。読む力というのは、何でも読み込んじゃう力ではなく、書くことを前提にして戦略的に読む力のことだ。また逆に、アウトプットを意識すると、より上質な読書ができる。このように、書く力と読む力はリンクしている」と、最近まさに何でも書きまくっている斉藤孝は言う。
ナルホド。何でこんなに書くのが遅いんだろう、いろいろ考えてみた。やはり日本語だから、外国語で書いているわけだから当然じゃないの、と思ってみたが、そんな言い訳ははっきり言って、韓国人には通じない。とすると、もともと自分に文章力というものがないからか。これにも、どうもうなづけない。いままで、自分が作文力に欠けていると思ったことはない。
やはり、きちんと読んでないから、そして非効率的な読み方をしているから書くのが遅いんだ、というのがいまのところの結論である。まあ、質よりは量で勝負する世界になりつつあるからな、学界も。「良く」読んで、「早く」書かないと。
ちなみに彼は、どんな本でも約2割が理解できて、3箇所くらい引用できる部分が見つかれば、その本は完全に自分の物になったに等しいと断定する。ホントかも。